[2022年]BC州でワーホリ!仕事が決まった後のMSP申請方法を解説
こんにちは。今回はワーホリビザの切替え後にMSPを申請した時のお話です。
ワーホリビザを持っている方に向けてMSPの申請方法や、必要なものについて徹底的に解説していきます。
フラッグポールでワーホリビザに切替えた際の流れや必要なものは下記の記事で紹介しております。
MSP(Medical Services Plan)とは?
MSPとは、BC(ブリティッシュコロンビア)州の政府が提供する公的医療保険です。MSPに加入すると、British Columbia Services Cardが発行され、クリニックに行く際に提示すると診察などの医療サービスを無料で受けられます。
(歯科治療や処方箋・薬代は対象外です)
MSPに加入できる人とは?
つまり、ワーホリビザを持っている人も条件を満たせばMSPに加入できます。
※ビジター(観光)ビザで滞在の場合は加入できません。
MSPの保険料はいくら?
2020年1月1日からMSPの保険料は無料です。しかし、留学生(学生ビザ保持者)は、毎月$75の保険料を支払わなくてはなりません。
私は、学生ビザからワーホリビザに切替えたときにMSPを申請しました。
6か月以上BC州に住む人はMSPへの加入義務がありますが、エージェントから加入しないことで罰則はない、加入しない選択肢もあると言われました。
そのため、私は学生のビザの間はMSPに加入しませんでした。(保険料払いたくなかったので…)
ワーホリビザを持っている人のMSP加入条件
加入条件は下記の3つあります。
BCに滞在する予定が6ヶ月以上
週に最低18時間以上就労している
ワーホリビザで働いている場合は、ほぼ全員がクリアできる条件ですよね…
BC州のサイトにも下記のように記されています。
If you will be staying in B.C. on a working holiday program, you may be eligible for enrolment in MSP if you:
are staying in B.C. for six consecutive months or more;
have a work permit valid for six consecutive months or more;
are employed for six consecutive months or more during the valid period of the work permit; and
will be working a minimum of 18 hours per week.
MSPの申請方法、手続きの流れは?
大まかな流れは下記のようになります。
- オンラインで申請する
- 登録完了のお知らせが届く
- 別郵便でヘルスケアカードが届く
それでは、1つずつ解説していきます。
オンラインで申請する
オンライン用のMSP申請ページを開きます。
①ページの右側の「Apply Online」をクリックします。
②「Apply now」をクリックします。
③5つの質問に回答のうえ、右下の「Continue」をクリックします。
※下記以外の解答をすると先に進めませんので、問い合わせが必要です
質問の訳(私の解釈です)は下記の通りです。
1.このフォームを使うのはMSP申請のためですか?
2.現在BC州に住んでいますか?郵便を受け取ることができますか?
3.今後6か月の間に30日以上BC州から離れる方はいますか?
4.プログラム終了後にBC州の外に戻る学生、同伴者のいない未成年、難民申請中の方はいますか?
5.MSPに申請するためのデジタル書類は持っていますか?
④Fair PharmaCareに申請しますか?という質問に”No”を選択のうえ、右下の「Continue」をクリックします。
⑤Supplementary Benefitsに申請しますか?という質問に”No”を選択のうえ、右下の「Continue」をクリックします。
⑥申請するプログラムがMSPであることを確認のうえ、右下の「Continue」をクリックする。
⑦認証文字を入力、”I have read and understand this information”の右側をチェックし、「Continue」をクリックする。
⑧名前、生年月日、性別、現在のカナダでのステータスを入力します。
プルダウンから”Temporary Permit Holder”を選択します。ワーホリビザの方は ”Work Permit”にチェックを入れましょう。ドキュメントは”Work Permit”を選択し、
その下の質問は、「発行されたワーホリビザと選択した性別は一致しますか?」と聞いていますので、一致していれば、”Yes”となります。
そして、必要書類のファイルをアップロードします。
(こちらに発行されたビザと雇用主からの書類を提出します。)
※iPhoneのメモ機能を使って書類をスキャンし提出可能です。
その下の質問は、「現在の名前とビザに記載されている名前が異なるか」を聞いていますので、該当なければ、”No”となります。
⑨下記の移住についての質問に答え、「Continue」をクリックします。
質問の訳は(私の解釈です)下記の通りです。
- BC州に来る前にどこに住んでいましたか?
- BC州に移住していますか?
- BC州に到着した日
- カナダに到着した日
- 過去12ヶ月の間に合計30日以上BC州から離れていましたか?
- 以前BCヘルスケアナンバーを持っていましたか?
- 現在BC州のフルタイムの学生ですか?
⑩配偶者・パートーナーの有無に関する質問に答え、「Conitnue」をクリックします。
⑪子供の有無に関する質問に答え、「Continue」をクリックします。
⑫現住所や電話番号を入力のうえ「Continue」をクリックします。
郵便の送付先を指定したい場合は、右側の黄色ボタンをクリックしてください。
⑬入力したものを確認し間違えがなければ「Submit Application」をクリックします。
登録完了のお知らせが届く
私の場合は、申請から1ヶ月経過後にお知らせを受けとりました。
(参考)
申請:2022年11月10日
お知らせ受領:2022年12月7日
別郵便でヘルスケアカードが届く
そして、お知らせを受けとった約1週間後にヘルスケアカードが届きました。
補償開始は2023年2月1日でしたので、申込から約3ヶ月は待機期間となるようです。
MSP申請に必要なもの
下記の2点が必要となります。
雇用契約書のコピーの場合:
フルタイム勤務または週当たりの労働時間を証明するもの
雇用主からのレターの場合:
雇用の開始日・終了予定日・フルタイム勤務または週当たりの労働時間を証明するもの
BC州のサイトには下記のように示されています。
To apply for coverage, those with a valid working permit on a working holiday program must submit the BC Application for Health and Drug Coverage with both of the following items to determine eligibility:
Confirmation of your employment in British Columbia with:
a copy of your employment contract indicating full-time status or the number of hours worked per week, OR
a letter from your employer stating the date employment started and expected to end, and indicate full-time status or the number of hours worked per week.
Confirmation of your departure date from British Columbia
私は雇用契約書を持っていなかったため、バイト先のオーナーに書類を作成してもらいました。
提出したものはこちらです。雇用終了予定日は記載されていませんが、この書類と発行されたワーホリビザでMSP申請・登録は完了しました。
MSP承認後にするべきこと
ワーホリビザ切替えや取得のためにBIIS保険に加入している場合は、MSP加入と同時にBIIS保険が無効になるため、解約の手続きが必要になります。
こちらについては下記の記事で紹介していますので、合わせて確認してみてください。
MSPについてよくある質問
MSPはオンラインで申請できますか?
はい、下記サイトからオンライン申請ができます。詳しくは本ブログ「MSPの申請方法、手続きの流れは?」で解説しております。
MSPは申請後いつから適用になりますか?
申請をした日の月を含めた3ヶ月で、その翌月の1日がMSPの開始日となります。 例えば、11月中に申請した場合、MSPの開始日は11月を含めた3ヶ月後の2月1日になります。
まとめ
今回はワーホリビザ切替え(取得)後のMSPの申請について解説しました。申請は難しくないですが、手続きにあたり、雇用先からの書類を準備しなければなりません。
また、ワーホリビザの切替えなどのために民間保険に加入してしている方が多いと思いますが、MSPに加入後に保険の解約手続きが必要な場合もあります。
意外と手続きに手間がかかりますし、分からないことが多いですよね…
この記事が少しでも参考になると嬉しいです。
それでは、最後まで読んでくださりありがとうございました。