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フラッグポールとは?カナダのワーホリビザ切換え時に必要なものや流れを解説

Sonoka

こんにちは。

2023年は毎月最低2本のブログを更新するという目標を立てましたが、実行できていません。いよいよビザの期限が迫ってきて(2023年10月末まで)、将来について悩みが尽きない毎日です。

前置きはこのあたりで、今回は2022年11月にカナダとアメリカとの国境でワーホリビザに切替えた時のお話しです。必要なものや流れなど解説します!

フラッグポールとは?

フラッグポール(Flag pole)とは、ビザを切替えるために一時的に国を出て再入国することです。

カナダでは多くの場合、アメリカとの国境へ行き、カナダから出国→アメリカに入国→すぐにカナダへ再入国します。

フラッグポールをすれば、飛行機に乗って出国・再入国する必要がありません。

バンクーバーはアメリカとの国境がかなり近いので、ビザの切替えは1日で終わります。

フラッグポールでワーホリビザに切替える際に必要なもの

切替え時の担当のオフィサーによって提示を求められる書類は変わりますが、必要なものは下記の7点です。

就労許可通知書(ワーホリビザ承認レター)
パスポート
健康保険加入証明(滞在期間をカバーするもの)
資金証明(残高証明)
ESTAの登録
切替え前のビザ(現在持っているビザ)
ワクチン証明書

ESTAの登録や資金証明の発行など、数日前から準備が必要なものもありますので、早めに準備を始めましょう!

私の場合、必要なものはエージェントに確認しました。

エージェントに確認できない場合は、カナダ移民局の下記サイトにワーキングホリデーのカテゴリーに該当するかどうかを確認できるページがあるのでこちらを参考にしていただくとよいかもしれません。

出典:カナダの移民局ウェブサイト上の該当ページ

それでは、それぞれの書類について補足の説明をします。

就労許可通知書(ワーホリビザ承認レター)

メールで届いたワーホリビザの承認レターを印刷して持参する必要があります。

パスポート

有効期限が1年以上必要です。
1年未満の場合そこまでの期日のビザが発行されます。

健康保険加入証明(滞在期間をカバーするもの)

ワーホリビザで滞在するために、1年の滞在期間をカバーする保険に加入しなければなりません。保険証書の提示を稀に求められる場合があるからです。

1年間の保険に入っていないと、滞在期間を短くされてしまい、延長もできない場合があることをエージェントから聞きましたのでご注意ください。

私の場合は、ビザを発行してもらうためまずは留学生向けの保険であるBIISに加入しました。その後ワーホリビザを受けとった上でBC州の公的医療保険であるMSPに加入し、BIISを解約しました。MSPの待機期間終了日以降の保険料は返金されますのでこの方法はおすすめです。

MSPの加入申請については下記の記事で紹介しております。

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資金証明(残高証明)

下記の条件で発行された証明が必要になります。こちらも稀に提示を求められることがあるそうです。

  • カナダ$2,500相当以上の資金が必要
  • フラッグポールする日の1週間以内に発行されたもの

私はカナダの銀行にカナダドルを多く持っていないため(ぎりぎりでした)、少ない金額でも問題ないか、もしくは日本に滞在する両親の残高証明書で代用できるか、エージェントに相談したところ、下記のような答えが返ってきました。

・移民局のサイトには、最低で$2500と書いてあるため金額がすくないことは問題になる可能性が大変低い

・両親の残高証明書を使う場合は、苗字が同じであれば大丈夫な場合も多い
(日本円のみの表記しかない場合は換算レートにてカナダドルの提示が出来るようしたほうがよい)

ESTAの登録

カナダからアメリカに入国するためESTAの登録が必要となります。
フラッグポールでアメリカに入国する場合も、パスポートの確認があり、ESTAを登録しているかはチェックされる可能性があります。

切替え前のビザ(現在持っているビザ)

カナダに再入国、ビザを切替える際に提示を求められます。

ワクチン証明書

カナダに再入国するにあたっては、ワクチン証明書は必要ありませんが、アメリカ入国の際に必要となります。

※私の解釈では空路でアメリカに入国する場合のみ必要という認識でしたが、エージェントに必要である旨案内されたため持参しました。

下記のサイトにて記述がありますのでよろしければご参照ください。

在日米国大使館と領事館

手続きの流れ

フラッグポールでビザを切替える際の手続きの流れについて解説します。

アメリカに入国する

アメリカの国境事務所に徒歩で向かいます。
車の列の左側を通って係官の所まで行き、パスポートを手に持ったまま「フラッグポールをしに来ました」と言います。

私は「I came here for flag pole」と言いました

パスポートを渡すように言われ、その後カナダに戻るように指示されました。

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カナダに戻る(再入国する)

カナダに戻ったら、カナダ側の国境の事務所の外側の窓口ような所に行って、「フラッグポールでアメリカから戻ってきました」といいます。

事務所の外で承認レターとパスポートを見せ、事務所の中に入るよう案内されました。

国境事務所に入って、自分の順番が来ると「ビザを切替えたい」旨を伝え、パスポートと承認レターを再度提出し、名前を呼ぶので座って待つように言われました。

この時に聞かれた質問は、下記の2つです。

  • 今住んでいる家の住所
  • 今持っているビザの種類

提出したものは、パスポートと承認レターのみでした。
その後再度名前を呼ばれてワーホリビザを受けとりました。

全部で30分以内で終了です。

手続きの流れや提示するもの、質問内容は国境の担当者によって異なります。私は今回すごくスムーズにおわったので運が良かったです…

しかし、誰にあたるか、何を訪ねられるか分かりませんので、先述した必要なもの7点は持っていた方がよいと思います。

ワーホリビザを発行してもらったら確認するべき点

ワーホリビザの原本には、名前、入国日、有効期限などが記載されていることはご存知かと思いますが、発行されたビザに間違いがないか【必ず】【その場】で確認をしてください。

※後から変更する際の手続きが煩雑であり手数料も発生するそうです。

【ワーホリの就労ビザ (Work Permit)記載事項について】
特に下記に注意して確認をする必要があります。

名前のスペルや生年月日が誤っていないか。
期限が発行日から1年間出ているか。
就労許可書の雇用主の欄が“open”、もしくは“any employer”であるか。

稀に、イミグレーション審査官のミスで、許可書(承認レター)の期限までしかビザが発行されないことがあるため、必ず入国した日から1年後の日付が期限になっていることを確認しましょう。

バンクーバーから行けるアメリカとの国境

バンクーバーから行けるアメリカとの国境としては、

  • Point Roberts(ポイント・ロバーツ)
  • Peace Arch(ピース・アーチ)

の主な2つがあげられるかと思います。

私は、ポイント・ロバーツに行ってきましたので、

バンクーバーの中心部であるダウンタウンからの経路などをご紹介します。

スカイトレインのカナダラインにてBridgeport(ブリッジポート)駅へ向かう

SkyTrainのCanadaラインにのって、Bridgeport(ブリッジポート)駅で下車します。

バスターミナルのBay7乗り場から601番のバスに乗る

SkyTrainの改札を抜けてそのまま階段を降りると、バスターミナルがあります。

「Bay7 」と書かれた乗り場から、601番のバスに乗ります。

終点ひとつ前の「54 St/2nd Ave Southbound」で下車する

Bridgeport(ブリッジポート)駅からは1時間程度で「54 St/2nd Ave Southbound」というバス停に到着します。

国境まで10分ほど歩く

目的地である国境の住所は「4 56 St, Delta, BC V4L 1Z2」です。

Googleの地図に沿って歩きました。バスを降りて徒歩10分ほどでカナダ(バウンダリー・ベイ)とアメリカ(ポイント・ロバーツ)との国境に着きます。

バス停から国境に向かう道中には、下記写真の大きな広場が見えました。
晴れていたこともありすごくきれいでした。

フラッグポールについてよくある質問

ワーホリビザに切替える際に必要なものはなんですか?

2022年11月現在、切替えの際に必要なものは下記の通りです。

就労許可通知書(ワーホリビザ承認レター)
パスポート
健康保険加入証明(滞在期間をカバーするもの)
資金証明(残高証明)
ESTAの登録
切替え前のビザ(現在持っているビザ)
ワクチン証明書

バンクーバーから行けるアメリカとの国境はどこですか?

バンクーバーから行けるアメリカとの国境で近いのは、下記の2ヶ所です。

  • Point Roberts(ポイント・ロバーツ)
  • Peace Arch(ピース・アーチ)

まとめ

今回は国境でのビザの切替え(フラッグポール)についてお話ししました。
必要なものを用意するのは大変でしたが、切替えはあっという間に終わったので良かったです…。

学生ビザ(コープ)からワーホリビザに切替えた後の各種手続き(SINナンバーの更新、MSPの申請)については下記の記事を参考にしていただけます。

それでは、また。

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