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現実は?カナダに移住して実際に感じた後悔や不便5選!対策も紹介

Sonoka

「カナダに移住したいけれど、本当に後悔しないだろうか…」そんな不安を抱えている方がいらっしゃるのではないでしょうか。

実際に移住を経験した人の中には、期待通りの生活を送れている人もいれば、想像以上に大変さを感じて後悔している人もいるはずです。

この記事では、カナダに移住した私が実際に感じた不便や後悔を紹介し、移住前に知っておきたい現実的なポイントを整理します。

これから移住を考えている方や、すでにカナダでの生活に迷いを感じている方にとって、参考になれば幸いです。

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私は、2021年9月~2025年5月末までカナダのバンクーバーに住んでいました。執筆している現在は、長期で一時帰国中で、2025年11月にバンクーバーに戻る予定です。

カナダに移住して感じた後悔や不便5選

カナダのバンクーバーに約3年半住んでみて、後悔や不便を感じる場面はいくつかありました。ここでは、多くの方に共通するであろう5つをランキング形式で紹介します。

1位:医療システムの不十分さ

私が住んでいたバンクーバーでは、病院の診療予約が取りにくく、必要なときに病院にかかることが難しい状況がありました。

移民である私は、ファミリードクターと呼ばれるかかりつけ医がないため、毎回ウォークインクリニックに行かなければなりません。

重い風邪などの症状でかかろうと思っても、「当日の予約が取れない」「病院で何時間も待たなければならない(予約優先のため)」という状況がほとんどです。

さらに、皮膚科や産婦人科などの専門医については、ファミリードクターもしくはウォークインクリニックの紹介が必要。

紹介状の手配、予約待ちの期間を含めると、診察が数か月先になってしまうということもあります。

日本のような迅速な対応を期待するのは難しいです。

2位:仕事探しの難しさ

カナダで希望する仕事を見つけるのも簡単ではありません。特に、オフィスジョブは狭き門。

その理由の1つは、これまでの経験やスキルだけでなく「カナダでの就労経験」や「現地のネットワーク」が重視されるからです。

移民や留学生を含めて求職者が多く、競争が激しいのもあります。英語での高いコミュニケーション能力も求められるため、語学のハードルが就職活動を難しくする要因となっていることもあるでしょう。

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誰も雇ってくれないのに、「どうやって就労経験積めばいいの」って思いますよね?私はボランティアをいくつかしました!

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3位:生活費・家賃の高さ

衣食住にかかる費用の高さも生活を難しくします。

特にバンクーバーでは家賃が高騰しており、ワンルームでも日本の大都市以上の負担となることがあります。

食料品や日用品も値上げが続いています。そのため、安定した収入がなければ生活のやりくりに大きなプレッシャーを感じやすい環境といえます。

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4位:気候の悪さ

カナダでは気候の厳しさも悩みの1つです。

バンクーバーは雨の日が長く続き、日照時間が少ないため気分が落ち込みやすいといわれます。

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9月中旬から3月くらいまでは、雨の日がほとんどです。

一方、トロントやモントリオールなど東部は冬の寒さが厳しく、氷点下20度を下回ることも珍しくありません。

バンクーバーでも年に数回、氷点下の気温になることがあり、インフラ整備が追いつかず、移動や外出が制限され、仕事にも影響します。

こうした気候環境に慣れるには時間と工夫が必要です。

5位:娯楽の少なさ

カナダは自然が豊かでアウトドアアクティビティには恵まれていますが、娯楽は限られていると感じます。

特に日本のように深夜まで営業する飲食店や多様なエンターテインメント施設は少なく、選択肢が限られがちです。

天気の悪い時期は、日常的に楽しめる娯楽が少ないため、生活が単調に感じやすく、刺激を求める人には物足りなさを覚えることがあります。

カナダ移住に後悔しないための対策(準備)

先述したように、カナダは自然や多文化社会の魅力にあふれる一方で、物価の高さや仕事探しの難しさ、気候の厳しさなど、生活上のハードルも少なくありません。

移住後に「こんなはずではなかった」と感じないためには、事前の準備が欠かせません。

ここでは、移住を成功させるために押さえておきたい具体的なポイントを紹介します。

十分な資金計画を立てる

カナダでの生活費は、日本の1.5倍くらいです。特に、バンクーバーでは家賃が大きな負担となります。

想定以上の出費が発生することもあるため、最低でも半年から1年分の生活費を準備しておくと安心です。

また、移住直後は仕事がすぐに見つからない可能性もあるため、収入が不安定な時期を乗り越える資金的余裕が重要です。

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精神的な余裕にもつながるので、できるだけ多く資金を用意するのがおすすめです。

私は300万円程度を貯金を残し、移住しました。

資金計画を立てる際には、家賃や食費に加えて、交通費、医療関連費、ビザの更新費用なども見込んでおくとよいでしょう!

現地の労働市場を理解する

カナダでは、求人の多くがリファラル(紹介)によって決まるといわれています。

そのため、履歴書や職務経歴書の形式を整えるだけでは不十分で、現地の採用文化を理解することが大切です。

現地での職務経験が重視される傾向があるため、日本での経験がそのまま評価されるとは限りません。

移住前からLinkedInや求人サイトで業界の動向を調べ、現地で求められるスキルや資格を確認しておくとよいでしょう。

可能であれば、短期のインターンやボランティアを通じて経験を積むのも有効です。

語学力を強化する

英語力はカナダでの生活の質を大きく左右します。たとえば、オフィスで働きたい方は、日常会話ができるレベルでは不十分です。

仕事探しや人間関係を築くためには、ビジネス英語や専門的なコミュニケーション力が求められます。

特に面接では、自分の経歴やスキルを端的かつ説得力をもって説明できる力が必要です。

移住前から語学学校やオンラインレッスンを活用し、リスニングやスピーキングの練習を重ねておくことが重要です。

また、ニュースやポッドキャストで現地の言い回しに慣れておくと、渡航後にスムーズに環境へ溶け込む助けとなります。

気候や生活習慣に合わせた準備をする

カナダの気候は地域によって大きく異なりますが、バンクーバーの長期間にわたる日照不足は、体調や気分に影響を与えることもあります。

そのため、ビタミンDサプリの摂取など、健康を維持する工夫が必要です。

また、娯楽の選択肢が限られることを見込み、読書や料理、屋内スポーツなど、自分なりに楽しめる習慣を見つけておくとよいでしょう。

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私はインドア派なので、気分が落ち込むことはなかったですが、冬は気分転換の方法を探すのに苦労しました。

移住後の生活に前向きに適応するための意識的な準備が大切です。

ネットワーク作りを意識する

カナダでは人脈が就職や生活に大きな影響を与えます。

求人の多くがリファラルで決まるため、友人や知人の紹介は大きなチャンスにつながります。

また、同じ移民仲間や現地のコミュニティに参加することで、生活の悩みを相談できたり、情報交換ができたりと心強い支えになります。

渡航前からSNSやLinkedInでつながりを作っておくと、現地での活動をスムーズに始められます。

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X(旧Twitter)では、カナダに住む日本人とつながりやすいのでおすすめです!

現地到着後もMeetupなどのイベントに積極的に参加し、ネットワークを広げていくことが、移住生活を成功させる鍵となります。

まとめ

カナダでの生活は、美しい自然や多文化社会といった魅力がある一方で、医療や仕事探し、生活費、気候、娯楽など、実際に住んでみて初めてわかる大変さも多くあります。

こうした現実を知らずに移住すると、「思っていた生活と違う」と後悔してしまうかもしれません。

しかし、入念な準備と前向きな姿勢があれば、大きな学びや成長の機会となります。

この記事が、これから移住を考える方の参考になれば幸いです。

それでは、また。

ABOUT ME
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デジタルマーケター
2021年9月カナダのバンクーバーに移住!現地でデジタルマーケティングを学び、現在は、東京にあるマーケ代理店で働いています。カナダ永住権は諦めたので、フルリモートで働きながらいろんな国に住んでみたい。
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