【体験談】Co-op留学は失敗?その例と対策、別の成功をつかんだ話
こんにちは。バンクーバーに来てもうすぐ4年目になるSonokaです。
「Co-op(コープ)留学に行って本当に意味があるのか」「失敗して後悔するのではないか」と不安に思っている方は多いのではないでしょうか。
実際に、準備不足や誤解から期待した成果が得られず、失敗と感じてしまうケースもあります。
そもそも、Co-op留学の成功とは何なのか。
専攻関連の企業に現地就職ができた場合と考える方が多いと思います。
たとえば、ビジネスやマーケティングを専攻した場合は、現地オフィスで働くことができた場合でしょうか。
私も最初はそのように考えていました。しかし、Co-op留学を通じて「本当にやりたいことを見つけた」「キャリアチェンジができた」など何かしらの気づきや結果を得ることも成功と言えると思います。

そういった意味では、私のCo-op留学は成功しました。
本記事では、私が実際にCo-op留学を通じて感じた「Co-op留学を失敗をして後悔を避けるためのポイント」をまとめました。
さらに、現地就職をできなかったがCo-op留学を成功させた私の体験談も紹介します。
Co-op留学前に知っておくことで、準備や心構えを整えてもらえるきっかけになると幸いです。
Co-op(コープ)留学で考えられる失敗とは
Co-op(コープ)留学は、「海外で学びながら働ける」という魅力的な制度です。
しかし、実際に経験した人の中には「専攻に関連する仕事に就けなかった」「キャリアにつながらなかった」などCo-op留学は失敗だと感じる人もいます。
たとえば、デジタルマーケティングを専攻したのに、現地で関連する仕事が見つからなかったというようなケースです。
私も現地で希望する仕事が見つからなかった1人。後述しますが、授業外での自習、ボランティアなど準備をしていましたが、戦略不足でした。
さらに、帰国後に「就職活動で評価されなかった」「キャリアアップにつながらなかった」と感じる人もいるようです。
目的を明確にせずにCo-op留学を決めた場合、とくにこういった失敗を感じやすいと思います。
Co-op(コープ)留学で失敗する原因と対策
私自身の体験をもとに、失敗につながりやすい原因と、それを避けるための対策をまとめます。
授業内容の事前リサーチが不足している
原因のひとつが、十分なリサーチをせずに学校やプログラムを決めてしまうことです。
授業内容や学校のサポート体制を理解していないと「思っていたものと違う」と後悔するケースが少なくありません。
失敗を避けるには、公式サイトだけでなく口コミや卒業生の体験談も確認することが大切です。

X(旧Twitter)やLinkedlnを活用して、在校生にDMを送ってみる方法も良いと思います。
私は、渡航前にXでさまざまな情報収集をしました!
情報を多角的に集め、自分の目的に合ったプログラムかどうかを見極めることで、期待とのギャップを減らせます。
就職市場の事前リサーチが不足している
Co-op留学で失敗するケースとして、現地の就職市場や業界について事前に調査しなかったことが挙げられます。
希望する職種の求人が十分にあるのか、企業がインターンを受け入れているのかを知らずにプログラムを選ぶと、専攻に関連する仕事に就けない可能性が高まります。
失敗を避けるには、渡航前に現地の企業情報や業界動向をリサーチし、自分の目的やキャリアに合った選択肢を確認しておくことが重要です。
他のコースは分かりませんが、デジタルマーケティングに関連するCo-opのインターン先を見つけるのはかなり大変です。淡い期待は抱かない方がよいです。
私の周りでIndeedやLinkedlnからの応募で現地就職している知人はいません。
既存のコネクションからの紹介、応募をしていない会社に電話や訪問でアプローチなど運やタイミングで仕事を見つけたという方が多いです。
そして、私個人の感覚ですが、現地就職している知人は全員英語が堪能です。
Co-op留学でデジタルマーケティング受講予定の方は、
- とにかく英語力をあげる
- マーケティングの関連の知識を日本語で完璧に理解しておく
- 現実を理解しておく(SNSは成功者が目立ちますが、あれは幻です)
英語力が不十分である
「留学すれば自然と英語が伸びる」と考えて渡航する人も多いですが、英語力が不足していると授業についていけず、知識も身につかず失敗につながります。
最低限のリスニングやスピーキング力がなければ、実践的な学びを十分に活かせません。
留学前にIELTSや英会話で基礎力を鍛えておくと、現地での吸収スピードが格段に上がります。
準備期間を英語学習にしっかり充てることが成功の第一歩です。

目標が曖昧である
「海外に行きたい」という漠然とした理由だけでコープ留学を選ぶと、帰国後に「何も得られなかった」と感じやすくなります。
就職やキャリアアップを意識しているのか、それとも語学力や異文化体験を重視するのか、目的を事前に整理しておくことが重要です。
目的が明確であれば、学校選びや専攻科目の判断もスムーズになり、学びや経験をより効果的に活かせます。
Co-op留学に成功した私の取り組み

ここからは、Co-op留学を成功させた私の体験について紹介していきます。
私は、デジタルマーケティングを先行しており、関する現地企業での就職を目標にしていました。そのため、座学の1ヶ月目から積極的に動いていました。
- ボランティア探し
→カナダの企業で経験を得るため。 - サーバーとドメインの契約、ウェブサイト(本ブログ)の開設
→学んだことを実践する+ポートフォリオを作成するため。
そして、座学の3ヶ月目にマーケティングポジションのボランティアが決まりました。
そこで英語の壁にぶち当たることに。ネイティブとのグループミーティングでは何も発言できなかっただけでなく、3割程度しか内容を理解できなかったのです。
ボランティアの見つけ方を知りたい方は下記のブログを参考にしてください!

それから、英語とマーケティング関連の勉強、ボランティア、バイト、別のボランティア探し、ポートフォリオの作成など忙しい日々を送りました。
学校には週2回行けば良い方で、基本的にはオンライン受講で通学時間を節約しタスクをこなすという生活でした。
就職先(インターン先)を見つけるためにやったこと
座学の4ヶ月目から主にIndeed、Linkedln、Craiglistを使ってインターン先を探し始めました。
3ヶ月間の求職活動で100件以上応募しました。返事が来たのは10件以下、面接の機会を得たのは3件でした。
トロントの会社で3ヶ月間インターン、バンクーバーの企業で1週間働きましたが、結果としては、現地就職はできませんでした。
バンクーバーの企業での短期就業については、下記の記事にて紹介しています!

というよりも、下記の理由で現地就職を諦めて、就職活動を辞めました。
- 英語力が不十分である
→何社かの面接と無給のインターン中に痛感 - 日本企業でインターンが決まった
→カナダの企業は経験を重視するため、まずは職歴を積むことを重視
やはり、私にとって大きいのは英語の壁です。日常会話はできても、ビジネスとなると別です。
そして、マーケターとして働く中で、現地で暮らす人の文化や考え方を理解することも必須だと思いますが、そちらの側面でも現状の私では力不足だと感じました。
日本の企業に就職(インターン)を決めた理由
私は、2022年8月から東京にあるマーケティング代理店で働いています。SEOを中心に業務を担当しています。
カナダにいながらも日本の企業で働く理由は下記の2つです。
日本に帰国することを決めた
当初は、カナダ永住希望でしたが、やはり日本が一番です。
ビザが切れたら帰国するので、それまでに日本を拠点に働ける基盤を作りたい
SEO業務を中心として働きたかった
バンクーバーでは、経験者の採用しか見なかったです。
現地就職できなかったので、Co-op留学は失敗と思われるかもしれませんが、私はデジタルマーケティングを学んで、その中で今後ずっとやりたい仕事をみつけることができたので、この留学は大成功です。
まとめ
Co-op留学を失敗と感じ後悔しないためにも、渡航前の情報収集、英語力底上げ、留学の目的をはっきりさせて主体的に行動することが大切です。
私は、現地就職は叶いませんでしたが、Co-op留学が失敗したとは思っていません。準備不足で後悔していることはありますが、できる範囲でベストな結果を得ました。
これから留学を考えている方も、準備と心構えを整えれば、充実した経験を得られると思います。
それでは、また。
